全身疾患との関わりも
深い病気のため、
身体の状態に配慮した
治療を行います
歯周病は、糖尿病・心臓病・胃潰瘍・胃がん・アトピー性皮膚炎・リウマチなどの
全身疾患の原因の1つになっているとも言われる生活習慣病です。
歯周病になり、噛めなくなることでの二次的な症状にも結び付くことも考えられます。
全身疾患との関わりも深い病気のため、当クリニックでは身体の状態に配慮して治療を行っていきます。
普段服用されている薬について把握をすることも大切。
お飲みになっている薬とこちらがお出しする薬の相互作用を確認し、患者様のお体を第一に、治療に取り組んでいます。
歯周病について
歯磨きをすると歯茎から血が出ることはありませんか。
もしかしたら、それは歯周病のサインかもしれません歯周病は、歯周ポケット(歯と歯ぐきの間)のプラークに潜む歯周病菌によって歯ぐきに炎症が起き、歯を支える顎の骨が溶かされてしまう病気です。ただし、初期には自覚症状がないため、気付いたときにはずいぶん進行してしまっていることも珍しくありません。最終的には顎の骨が支えられなくなり、歯が抜け落ちてしまいます。
歯周病再生治療について
bioss(バイオス)
bioss(バイオス)はスイスの薬品会社が20年前に開発した歯科材料です。現在アメリカではよく使われる骨補填材というものになります。歯周病によって失われた骨を、バイオスを使用することで再生させて元に戻す治療で使用します。
リグロス
リグロスは保険治療内でできる歯周病再生治療のひとつです。歯周病によって破壊された部分に投与することで、その周辺の細胞を増やし、血管を作り細胞に栄養を送り込む作用があります。
歯周病によるリスク
食べ物を噛むことで刺激が脳に伝わり活性化することが知られていますが、歯周病になり、この動きが少なくなると認知症のリスクも高まります。また、ごはんやパンなど柔らかい食べ物を多く摂取することで糖尿病や肥満になることも。疲れたり、免疫力が下がると痛みが出ることもあります。
治療の流れと方法
01.
お口の状態を検査します。※必要により口腔内写真、レントゲン写真を撮ります。
検査で歯周病の進行度を確認します。必要によりレントゲン写真を撮ることがあります。そこから現在の歯ぐきや骨の状態、歯周病を悪化させる要因の有無などを分析します。
02.
検査からお口のご状況を説明し、正しいブラッシング方法を教えます。
普段の歯ブラシのブラッシングでは落とせない、歯垢や歯石を除去します。
正しい歯磨きをすることで歯ぐきは炎症が収まり、引き締まってきます。しっかりとブラッシングをすれば改善されるので、日々のブラッシングの方法を指導します。
ブラッシングにより歯ぐきが引き締まると、歯ぐきの中にある歯石が見えやすくなるため、歯石除去を効果的に行うことができます。歯石除去ができると、さらに歯ぐきが引き締まるという良いサイクルが生まれます。またきれいになった歯の表面にフッ素を塗り、むし歯の予防も併せて行います。
03.
治療開始
かみ合わせの治療や、外科処置や歯周再生療法を行います。
歯磨きとクリーニングで歯ぐきの状態はよくなりますが、その状態を継続させるために口の中を常に良い状態にしておくことも大切です。必要に応じて、かみ合わせの調整や歯槽骨の形態を正常な状態に戻すといった治療も行います。もちろん、メンテナンス(クリーニング)は定期的に受けていただきたいと思います。
04.
次回のご予約をしていただきます。
希望される方は、3か月後を目安に、次回のご予約をしていただきます。にしの歯科クリニックでは宇治市の皆様のお口の健康を守るために歯科衛生士ともに日々技術、知識の向上に努めております。
定期的なクリーニングのすすめ
歯周病にならないために、一般的には、歯や歯茎に悪い影響が出る前に、「3か月に1度」の継続的なクリーニングが必要だと当院は考えます。
お口の中は常に湿っている状態になっていて、歯周病の原因となる最近が0になることはありません。
歯周ポケット内の歯周病原菌はクリーニング後、約15週間でもとに戻るといわれています。
歯に汚れがたまりやすい人、逆にお口の状態を健康に保ちやすい人、それぞれいらっしゃいますのでその方に合わせたタイミングのクリーニングをお勧めしております。
早期発見のために、気になることは何でも気軽にご相談ください。
大切なのは、早期発見・早期治療。歯周病は進行に応じて、歯ぐきの出血や口内のネバつき、口臭、歯のぐらつきといった症状となって現れますので、気になることがあれば、すぐに診察を受けることをおすすめします。